米下院の公聴会で、中国で収監中に死亡したチベット仏教僧侶の遺影を掲げるリチャード・ギア氏(中央)=2015年7月14日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】
ギア氏、獄中死を追及
リン氏の証言に先立ち、米下院のトム・ラントス人権委員会の公聴会では7月14日、チベット仏教の信者でチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(80)の支援者として知られるギア氏が持論を展開した。
ワシントン・ポストなどによると、ギア氏は12日に中国で収監中に死亡したチベット仏教僧侶の通称「テンジン・デレク・リンポチェ」の写真を掲げて公聴会に臨んだ。
リンポチェ氏は2002年、チベット独立派が四川省成都市で爆発物を爆破させた事件に関わったとして03年に四川省の高級人民法院(高裁)で執行猶予2年付きの死刑判決を受け、05年に終身刑に減刑された人物だ。
米政府は「病死」と説明する中国当局に死因の調査などを要請。ギア氏は「リンポチェ氏の悲劇的な死は、チベット人が信仰の自由が侵されてきたことを改めて思い起こさせる」と証言した。下院議員側からは中国の人権状況改善の意思を見極めるため、習主席の訪米前にチベットに議員団を派遣することも提案されたという。(国際アナリスト EX/SANKEI EXPRESS)