中国国家統計局が１２日発表した７月の主要経済指標は、工業生産が前年同月比６．０％増と、伸び率が６月と比べ０．８ポイント縮小するなど景気減速が鮮明になった。東京株だけでなく、日本企業の業績に影響するのは避けられない見通しだ。
中国は１１日に対ドル相場の基準値の算定方法を変更したと発表した。中国経済の減速を受け、輸出を振興する狙いがあるとみられている。（共同／ＳＡＮＫＥＩ ＥＸＰＲＥＳＳ）
≪中国人観光客の「爆買い」衰え懸念≫
中国の人民元が２日連続で大幅に切り下げられた。異例の措置で中国経済への不安感が高まり、１２日の日本市場では日経平均株価が急落するなど動揺が広がった。元安が進むと、国内小売業を活性化している中国人観光客の「爆買い」が弱まる恐れもあり、日本企業は警戒を強めている。
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