「説教・昔話・自慢話」しかできないというのは、ワクワクするようなことやモノを持っていないのだ。「こんなのを作りたい」「ここに行きたい」「あれがおもしろい」。柔らかい頭なら、いくらでも話題は出てくる。
周囲を和ませるバカ話ができる人もすごい。若いころ、著名な作家に何かの機会で「自分がバカになれなきゃだめよ」と言われた。バカにするのではなくバカになるには、よく回る頭が要る。利口ぶるより数十倍難しい。
さて、番組は高田さんの「テキトー」な生活を追っていく。バカ話でインタビュアーをけむに巻きながら、周囲の肩の力をフッと抜いていく。バカになってくれると周囲がラクなのだ。
インタビュー記事に「ふざけたヤツ」と言ってくれた人はお目が高い。ふざけたことを芸にまで(?)高めた功労者を心から“尊敬”する人は芸能界にも多いという。常人には決してまねできないが。(小川記代子/SANKEI EXPRESS)