五回、先頭打者として左前安打を放ち、同点への足がかりをつくった早実の清宮(きよみや)幸太郎=2015年8月13日、兵庫県西宮市・甲子園球場(松永渉平撮影)【拡大】
第97回全国高校野球選手権大会第8日は13日、甲子園球場で2回戦4試合が行われ、九州国際大付(福岡)、花巻東(岩手)、早実(西東京)、東海大甲府(山梨)が3回戦に進出した。
七回に山本の2打席連続本塁打で追い付いた九州国際大付は九回、山口の中前打で大阪偕星学園に10-9でサヨナラ勝ち。福岡勢は夏通算90勝目。
花巻東は今春の選抜大会で敦賀気比(福井)を初優勝に導いた好投手の平沼を攻略し、8-3で夏通算10勝目を挙げた。
早実は九回に渡辺が勝ち越し打を放ち、初出場の広島新庄に7-6で競り勝った。
東海大甲府は20年ぶり出場の下関商(山口)に9-1と大勝して夏の甲子園20勝目、山梨勢としては40勝目を挙げた。
早実の試合は午前7時15分に、1回戦に続いて満員通知が出た。お盆の甲子園を埋めた4万4000人の目当て、1年生の清宮(きよみや)は攻守で存在感を示し「甲子園が楽しい。不思議な力をもらえる。自分の世界をつくれている」と高揚感に酔いしれた。