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【高校野球】横浜高校 渡辺元智監督 名伯楽、最後まで「らしさ」貫く (2/4ページ)

2015.8.14 10:00

全国高校野球選手権神奈川県大会の2回戦。試合前にシートノックをする横浜高校の渡辺元智(もとのり)監督=2015年7月14日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつか(矢島康弘撮影)

全国高校野球選手権神奈川県大会の2回戦。試合前にシートノックをする横浜高校の渡辺元智(もとのり)監督=2015年7月14日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつか(矢島康弘撮影)【拡大】

  • 全国高校野球選手権神奈川県大会決勝。笑顔の部員に見守られながら公式戦最後のシートノックをする横浜高校の渡辺元智(もとのり)監督=2015年7月28日、神奈川県横浜市中区の横浜スタジアム(矢島康弘撮影)
  • 神奈川県大会決勝で、円陣を組み選手に指示を出す渡辺元智(もとのり)監督=2015年7月28日、神奈川県横浜市中区の横浜スタジアム(矢島康弘撮影)
  • ベンチにそろった渡辺元智(もとのり)監督(右)と平田徹(とおる)次期監督=2015年7月22日、神奈川県横浜市保土ケ谷区のサーティーフォー保土ケ谷球場(矢島康弘撮影)
  • 決勝戦後、渡辺元智(もとのり)監督を訪れ握手する東海大相模高校の門馬敬治(もんま・けいじ)監督(左)=2015年7月28日、神奈川県横浜市中区・横浜スタジアム(矢島康弘撮影)
  • 「カープ少年」の兄弟と気軽に記念写真に応じる渡辺元智(もとのり)監督。ファンサービスも欠かさない=2015年7月14日神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつか(矢島康弘撮影)

 準々決勝の横浜隼人戦の3点を追う八回。2点本塁打後の1点差から四球と安打で一、三塁とし、初球スクイズで同点に。畳み掛ける攻撃と相手に考える隙を与えない初球スクイズにこそ、渡辺采配の神髄を見た。「勝ち進むほどチャンスも少ない。僅かなチャンスをいかにものにするか-」

 そして最後の指揮となった決勝戦は長年の宿敵、東海大相模。巨人・原辰徳(たつのり)監督の父、原貢(みつぐ)氏(故人)が監督を務めていたころは神奈川では無敵の存在の名門校だ。「原貢さんに追いつけ、追い越せの気持ちでやってきた。最後が東海大相模だったというのは特別な思いがある」。強力なライバルの存在が、名将としての成長を促したのはいうまでもない。

 ≪厳しさの中に愛情と情熱≫

 OBたちは連絡を取り合い仕事を休んで、恩師の最後の雄姿を見届けた。結果は0-9で完敗。「ここまでやれた選手に感謝、その一言しかない」と話した。「勝利よりも敗北、栄光よりも挫折から学ぶことが多かった」と振り返る。

「人生の勝利者たれ」

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