中国の●(=ごんべんに甚)龍と対戦する桃田賢斗=2015年8月15日、インドネシア・首都ジャカルタ(共同)【拡大】
バドミントンの世界選手権第6日は15日、ジャカルタで各種目の準決勝が行われ、男子シングルスは世界ランキング4位の桃田賢斗(NTT東日本)が1位の●(=ごんべんに甚)龍(しんりゅう、中国)に9-21、15-21で敗れ、この種目の日本選手で大会史上初の獲得を決めていたメダルは銅になった。
3度目の対戦でも王者に歯が立たなかった。「舞台のプレッシャーではなく、一つ一つが完璧だった相手の重圧に負けた」と意気消沈した。
桃田を警戒し、慎重に試合を進めた相手の丁寧なラリーに付き合ってしまい序盤で立て続けに失点。「僕も完璧を求めてしまった。挑戦者のつもりだったのに…」と、前日メダルを決めた勢いを失ったことを悔やむ。
2020年東京五輪で金メダルを狙う20歳エースには越えなければならない壁だ。ストレート負けした昨年の仁川アジア大会での前回対戦と比べ「点差で見ればそう変わらないが、ネット前で上回ることもあった」と強みのネット勝負に救いを求めていた。(共同/SANKEI EXPRESS)