日本の朝鮮半島統治からの解放70年を祝う「光復節」記念式典で万歳三唱する韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(中央)。中国が求める北京・天安門広場での「抗日戦争勝利70年記念」軍事パレードへの出席は、頭が痛い懸案のままだ=2015年8月15日、韓国・首都ソウル(共同)【拡大】
最大の懸念はやはり、同盟国である米国との関係だった。社説は米国の反対にもかかわらず、韓国が中国主導の国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」に参加したことにも触れ、「ワシントンでは中国に近づく韓国と距離を置こうとする情緒がいつになく広まっている」と、対中接近に対して警鐘を鳴らした。
これに対し英字紙、コリア・タイムズは社説(電子版、8月11日付)で、中国について、最大の貿易相手国である▽北朝鮮に影響力を行使できる唯一の国である▽習近平国家主席(62)との信頼関係を強化できる-ことなどを挙げ、「損失より利益が大きく、これ以上、(出席を)ためらう必要はない」と訴えた。
気をもませた「未回答」
こうした中、ホスト国、中国では、共産党機関紙、人民日報系の国際情報紙環球時報が社説(電子版、8月10日)で、「中国と韓国はあの戦争で艱難(かんなん)を共にした」ことなどを理由に、「一般的に、9月3日の軍事パレードに関心がある中国人は朴氏が来ると考えている」とした。その一方、「もし、朴氏が来ない場合、多くの中国人は不思議に思うが、それで気をもむわけではない」とも指摘した。