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急な荷物もお届け こうのとり5号機、ISSへ (3/3ページ)

2015.8.20 07:00

物資補給機「こうのとり」5号機を搭載して打ち上げられたH2Bロケット5号機=2015年8月19日午後8時50分、鹿児島県熊毛郡南種子町の種子島宇宙センター(沢野貴信撮影)

物資補給機「こうのとり」5号機を搭載して打ち上げられたH2Bロケット5号機=2015年8月19日午後8時50分、鹿児島県熊毛郡南種子町の種子島宇宙センター(沢野貴信撮影)【拡大】

 広報担当者は「日米のどちらの荷物を降ろすかの駆け引きもあった。通常は荷物を載せない空きスペースにベルトで固定し、工夫して置き場を確保した」と話す。

 補給を迫られていたのは、ステーションで使われる水再生装置のフィルターなど。ステーションでは蒸発した汗だけでなく、尿も回収してフィルターでこして飲み水に再生する。

 性能が劣化したフィルターは交換しなければならないが、すでにステーションに予備品は残っていない。最新のフィルターは昨年10月に交換したもので、これが使えなくなると備蓄の水を飲むしかないが、11月で尽きてしまうという。

 JAXAは、こうのとりの利便性を高めるために、直前まで搭載できる荷物の枠を増やしてきた。2009年の1号機ではバッグ4個分だったが、5号機は92個分に増えている。

 JAXAは「直前に載せられる荷物の量は、ほかの補給機と比べこうのとりが最も多い。打ち上げ事業にとって競争力になり得る技術だ」と期待している。(SANKEI EXPRESS

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