ルイスが持ち込んだ血まみれの映像を、テレビ局「KWLA6」の契約ディレクター、ニーナ(レネ・ルッソ)は、視聴率目当てに同僚の制止を振り切って放送する。彼女はルイスに「被害者が富裕な白人で犯人は貧困層かマイノリティーがいい」と助言。2人とも過激さを増す映像の迫力に取りつかれていく。
食事を取らず「貪欲」に
人の不幸を求め、夜の街を真っ赤なスポーツカーで走り回るルイスの描写は、ホラー作品のような不気味さに満ちている。鬼気迫る演技を見せたギレンホールだが、「彼はあまりに僕とかけ離れている」と話し、役作りのために異例のアプローチをしたという。
「ほとんど食事を取らないことで、自分を貪欲にしていったんだ。欲望のままに行動すればツケを払わされることを僕は知っているが、ルイスは気にもしない。自分からそうした抑制を取り払うと、ようやく彼が僕の中に現れた」
ルイスは、殺人現場に侵入して被害者をなめるように撮影し、事故現場では遺体を引きずって位置を修正。さらに、銃撃事件が起こるよう工作すら行う。狂気に染まった彼を、もはや誰も止めることができない。
物語は極めてダークなハッピーエンドを迎える。