モデルとして活躍するマリーさん=2015年7月3日、東京都渋谷区(金谷かおり撮影)【拡大】
ファッションショー「東京ガールズコレクション(TGC)」にも出演する、ハーフモデルのマリーさん(26)。子供のころは肌の色の違いからいじめを受けたが、いまはその経験もバネに「ハーフブラック」のモデルとして活躍している。いじめや貧困などに苦しむ子供を支援する団体も運営しており、子供たちに「夢を持って挑戦してほしい」とエールを送る。
つらかった「いじめ」
マリーさんは東京都出身で、日本人の母とセネガル人の父との間に生まれた。すっと通った鼻筋に、切れ長の目。笑ったときの、太陽のように明るい表情が周囲を引き付ける。だが小中学校では、周囲と肌の色が違うことでいじめの対象とされてしまった。家庭でも両親がともに不在にしていることが多く、「子供時代はつらかった」と振り返る。
モデルになりたいと意識し始めたのは、10代の終わりころ。当時、「ハーフブラック」という言葉は日本ではまだよく知られていなかったが、現在の所属事務所の代表に将来性を見込まれたことも後押しとなり、「ハーフブラックのポジションに挑戦しようと決めた」。
モデルとして活動を始めた当初は、なかなか仕事をもらえなかった。新人であることももちろんだが、オーディションに応募しても書類の段階で落とされてしまう。「ハーフブラックのマーケットはなくて、新しいことは受け入れてくれる人も少ない。結構難しいかもしれない」と落ち込むこともあったという。