2008年12月26日、海賊対策のため、ソマリア沖へ向けて中国・海南島の三亜を出港する中国海軍艦艇。この時から今日まで800回以上の任務を遂行し、13年12月以降だけで、攻撃型原潜や通常型潜水艦、潜水艦救難艦が最低各1回随伴した(新華社=AP)【拡大】
モルディブが「周辺国」?
16世紀の海賊は港湾都市などを急襲して財宝を奪い、酒と女性に飽きれば次の獲物を目指した。ところが、現代の「海賊」はもっと獰猛で、相手国を骨抜きにして事実上乗っ取る。中国海軍は海賊退治を名目に、乗っ取りの先兵として寄港。本国が乗り出し次第に誼を深め、文化交流→経済支援・インフラ建設→貿易拡大→軍事交流や兵器供与→兵器輸出→労働者派遣→港湾・補給施設建設→軍事同盟締結→中国船・国民保護名目で駐留軍派遣→中華街建設…と、受け入れ国の意向に関係なく、中華圏に呑み込んでいく。
欧州列強の苛烈な植民地政策に虐げられたアフリカ・アジアの人々に「遅れてきた帝国」の恐ろしさは自覚してもらわなければなるまい。