サイトマップ RSS

【野口裕之の軍事情勢】海賊退治に原潜を随伴する中国軍 山賊には重戦車軍団を充てる!? (6/6ページ)

2015.8.24 06:00

2008年12月26日、海賊対策のため、ソマリア沖へ向けて中国・海南島の三亜を出港する中国海軍艦艇。この時から今日まで800回以上の任務を遂行し、13年12月以降だけで、攻撃型原潜や通常型潜水艦、潜水艦救難艦が最低各1回随伴した(新華社=AP)

2008年12月26日、海賊対策のため、ソマリア沖へ向けて中国・海南島の三亜を出港する中国海軍艦艇。この時から今日まで800回以上の任務を遂行し、13年12月以降だけで、攻撃型原潜や通常型潜水艦、潜水艦救難艦が最低各1回随伴した(新華社=AP)【拡大】

  • インド洋周辺の国々

 ハリウッド映画上はともかく、今どきの海賊は損得しか考えぬ。インド洋上のモルディブで14年12月、海水淡水化施設が火災に遭い断水に陥ったときのこと。淡水化装置を有す中国潜水艦救難艦が対海賊任務を中断、来援したのは支援要請2日後だった。大量の飲料水を積む空軍の大型輸送機や民間機も次々に到着。迅速な給水・資金支援に国際社会は目を疑った。同時に、中国外務省報道官の「モルディブ国民の危機をわが身のことのように感じ(略)親・誠・恵・容という中国の外交政策を明示した」とのコメントに、少なからず関係者は白けた。インド国防関係者も、伝統的に担保してきたモルディブの安全保障を切り崩している、中国の野望を憂う。借款+外務省庁舎・国立博物館建設などは全て、軍事協定締結と潜水艦基地建設を求める“中国の善意”だった。

 中国外務省報道官は「中国と周辺諸国は運命共同体」だとも説明したが、小欄には「周辺諸国の運命は中国が握っている」と響く。はるか遠方のモルディブが「周辺諸国」と認定するズレた感覚にも中華帝国の「鎧」を見る。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ