さいきまこ作の漫画「神様の背中~貧困の中の子どもたち~」(秋田書店、900円+税、提供写真)【拡大】
さいきまこ作の漫画『神様の背中~貧困の中の子どもたち~』(秋田書店、900円+税)は、子供の貧困の現実をとらえた意欲作だ。
一読すれば、貧困の背景にはDVや虐待、ひとり親、親の精神疾患や病気など多様な問題が潜んでいるケースがあることが分かる。子供たちは「僕が悪い」と自分を責めたり、「私さえ我慢すれば…」とつらい状況を訴えられないでいたりすることも多く、貧困はひとごとではなく身近にあることを教えてくれる。追い詰められていく人たちにとって、「生活保護は権利であり、困った時に誰でも使える安全網である」という共通認識を広げるためにも、お薦めの一冊だ。(一般社団法人「Get in touch」編集部/SANKEI EXPRESS)