前列左から「グッド・エイジング・エールズ」代表の松中権(まつなか・ごん)さん、一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる、カフェチームの橋本美穂さん。後列左からホームチームの増崎孝弘さん、ステーションチームのらんらんさん、ワークチームの川村あさ子さん=2015年5月16日(tobojiさん撮影、撮影協力:カラフルステーション)【拡大】
「LGBTと、いろんな人と、いっしょに」を合言葉に、誰もが自分らしく年を重ねていける場所づくりをめざす認定NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」。さまざまなプロジェクトに取り組むメンバーに話を聞いた。
おひとりさま時代のヒント
ここ数年、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)などのセクシュアル・マイノリティー(セクマイ)に関する動きがめまぐるしい。最近では渋谷区のパートナーシップ条例が話題となり、米連邦最高裁判所が「同性婚は合憲」と認めたニュースが世界中を駆けめぐった。とてもうれしいことだが、同性婚が認められただけで、すべてのLGBTが自分らしく生きていけるわけではない。まだまだ多くのハードルがあるなか、グッド・エイジング・エールズには30人を超えるメンバーがプロボノ(職業に就きそのノウハウを生かすボランティア)で参加。「ホーム」「ワーク」「カフェ」などのプロジェクトチームをつくり活動している。