前列左から「グッド・エイジング・エールズ」代表の松中権(まつなか・ごん)さん、一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる、カフェチームの橋本美穂さん。後列左からホームチームの増崎孝弘さん、ステーションチームのらんらんさん、ワークチームの川村あさ子さん=2015年5月16日(tobojiさん撮影、撮影協力:カラフルステーション)【拡大】
代表の松中権(まつなか・ごん)さんは「自分らしく暮らせる老人ホームをつくることがひとつのゴール」と夢を語る。その第一歩としてホームチームでは、東京都杉並区阿佐谷にLGBTフレンドリーなシェアハウスを展開しているほか、「LGBTから始まる高齢期のなかま暮らし研究会」として人生の後半に差し掛かった先輩LGBTへのインタビューやワークショップなどを行っている。周囲の理解が得られない時代に青年期を過ごした70~80代では結婚している人が多いが、1990年代以降に当事者としてアイデンティティーを持ち、結婚せずに50~60代を迎える独居高齢LGBTが急増中だという。ホームチームの増崎孝弘さんは、「なかには結婚していなくても、さまざまな関係で家族的なモノをつくってきた人もいる。LGBTに限らず、今後おひとりさまが増える時代に、何かヒントがあるのではないか」と話す。