スズキがフォルクスワーゲンとの資本・業務提携解消で会見。会見で話すスズキの鈴木修会長と鈴木俊宏社長(左奥)=2015年8月30日午後、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)【拡大】
スズキは30日、独フォルクスワーゲン(VW)との資本・業務提携が解消する見通しになったと発表した。スズキが求めた資本・提携の契約解除を認める決定を、国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所から29日に受け取った。スズキはVWが保有するスズキ株(議決権ベースで19.9%)を市場価格で買い戻す方針。28日の終値で計算すると買い戻し額は4600億円程度になる見通しだ。
通知は有効
国際仲裁裁判所は、2011年11月にスズキが行ったVWに対する契約解除の通知を有効と判断し、VWが保有するスズキ株の売却を命じた。
鈴木修会長は30日、東京都内で会見し「結論に満足している。仲裁を申し立てた最大の目的を達成することができた」と述べた。
一方、国際仲裁裁判所は共同事業の中止など、VW側が主張するスズキの契約違反の一部も認めたため、引き続き審議するという。VWは30日声明を発表し「スズキに損害賠償を請求する権利を有する」と指摘した。