昨年の全米オープン準優勝で高まった期待を背負って2015年に入った錦織は、予想外の1回戦敗退で今季の四大大会を終えた。最高成績は全豪オープンと全仏オープンのベスト8。結果的に足踏みの一年になってしまった。
全豪、全仏はいずれも第5シードで準々決勝進出と順当な結果だった。しかし、全仏で第14シードのツォンガ(フランス)に競り負けて4強入りを逃したのは痛かった。
体への負担が大きいクレーコートの全仏で疲労が蓄積し、左脚の故障で6月のドイツでの大会は準決勝途中、ウィンブルドン選手権は2回戦で棄権した。今季前半は順調に試合を消化したが、全仏以降はけがの不安がつきまとった。
世界ランキングで4~6位を維持し、研究される立場となった。格下への取りこぼしは少なくなったが、今季はまだジョコビッチ(セルビア)、A・マリー(英国)の上位に勝てていない。昨年の全米オープンは故障から復帰したばかりで、期待薄の中での快進撃だった。頂点に立つためには厳しいマークを打ち破る必要がある。(共同/SANKEI EXPRESS)