会見中涙ぐむ若の里(左)。右は田子ノ浦親方=2015年9月3日、東京都墨田区・両国国技館(納冨康撮影)【拡大】
先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里、1952~2011年)とは「絶対服従の間柄」と言うが、一度だけ背いたことがある。4年前の名古屋場所14日目。大関目前の関脇、琴奨菊と当たる日の朝、師匠から「立ち合いで変われ」との命令を受けた。だが、真っすぐ当たって琴奨菊を倒し、場所後の昇進を阻止した。
20代前半の頃、膝の痛みから生涯唯一の注文相撲を取った。その夜、すし店で居合わせた客に「関取の真っ向勝負が大好きだ」と言われ、変化を封印。琴奨菊との一番は「自分の中の小さな誇り」と話す。(SANKEI EXPRESS)