2014年11月、中国を訪問したバラク・オバマ米大統領(右)の歓迎式典に臨む中国の習近平国家主席=中国・首都北京市西城区の人民大会堂(共同)【拡大】
利上げ時期に注文
「新興国は警戒すべきだ」。IMFのラガルド専務理事は20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えた1日の講演で、米中両国が金融市場の混乱を招く恐れがある火種だとの認識を示した。「世界経済の成長は予想していたよりも弱い」として、世界経済の2015年の成長率見通しを7月時点の3.3%から下方修正する可能性にも言及した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は景気の過熱を防ぐため、年内にゼロ金利政策を解除する構えだ。世界同時株安が起きる前には、16、17日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始がささやかれていた。
ただ、利上げのタイミングを間違えれば、新興国の成長を支えていた投資マネーが高い利回りを求め、一気に米国に流れ込む可能性がある。
IMFは16年前半まで利上げを待つように要請。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁も「世界経済の混乱のさなかに利上げすべきではない」とFRBの金融政策運営に注文を付ける。