サンマのうま味を巧みに引き出し、あっさりとした味わいに仕立てているところに“和”も感じられ、九条ねぎのソースとアンチョビとオリーブのタプナード(ペースト)がいいアクセントを醸し出していた。
一方、正統派フレンチも堪能できる。メーンの「国産牛フィレ肉とフォアグラのステーキ ロッシーニ風」や「仔羊背肉ロースト」「オマール海老のロースト オレンジ風味 アメリケーヌソース」…。丹念に仕上げられたソースはこれ以上ないというほど肉や魚を引き立てている。
「クラシックなフレンチを基本としていますが、旬の食材を意識してオリジナリティーを加えます」とシェフの林陽次さんが説明する。ホテルのレストランという場所柄「国内外から訪れる方々の口にも地元京都のお客さまの口にも合うように、あえて“こだわりすぎない”ことを意識しています」
フレンチ定番の皿と創作性の高い皿、どちらもがメニューに並ぶのは、さまざまな客の舌に応えたいという思いからだ。