【和のスタイル】
下北沢に住み18年がたちました。その間、近所で歯医者さんを4回変えて、それでも相性のいい先生に巡り合えないので渋谷で探し、そこで数年お世話になりました。東洋医学の考えも取り入れ、なるべく自分の力で歯を生かしていく治療方針を気に入ったからです。しかし、先生の説明が前回と違いすぎることがたびたびありましたので、また歯医者さんを変えることにしました。そこは家から徒歩30秒の新しい歯医者さんです。お屋敷の一部を建築中の時から何が建つのか気になる建物でした。この春その建物が完成し、歯医者さんの看板が立てられたのと同じ頃、セラミックの歯が割れて取れてしまったので、そこに行くことにしました。
診察室に入ると、なんと目の前にはすてきな日本庭園が! 高さのある石垣で囲まれたお屋敷ですので外からでは中の様子は全く分かりませんでした。こんなに開放的な歯医者さんは初めてです。今まで通っていたところはビルの中の閉鎖的な空間ばかりでした。時々、アフリカの大自然の映像を目の前の大きなモニターで流してくれるところもありました。しかし、リアルな日本庭園にはかないません。池もあり橋も架かり、茶室のような離れも見えました。大きな椛(もみじ)の木の緑の葉が春のそよ風でキラキラしています。ずっと眺めていたいと思いました。まだ帰りたくない歯医者さんなんて、生まれて初めてでした。