2枚目のアルバムでも幅広いリスナーを魅了する興味深い音の組み合わせが全編を通して繰り広げられている。新旧を問わず、自分たちが好きな音楽の要素を自由に、違和感なく取り入れている点も好感が持てる。
初来日も決定
ハイエイタス・カイヨーテの初来日も決定した。ブルーノート東京での単独公演、そして、ブルーノート・ジャズ・フェスティバルへの出演という2本立てで、日本のファンへのお披露目が実現する。ネイ・パームのハスキーで、ソウルフルな歌声と、バンドが繰り出すカラフルなリズムとアグレッシブな音遣いをジャズのファンだけに独占させるのはもったいない。ジャズは、時代の変遷とともに異種配合を繰り返してきた音楽だ。故にジャズのリスナーを対象にしたイベントや会場にブッキングされることは不思議ではない。
しかし、そんなジャズさえも吸収し、新しい音楽の創造に挑んでいるハイエイタス・カイヨーテは、ジャズに興味のない人の心もつかみ取るポテンシャルを秘めている。ジャズクラブとジャズフェスティバルに、多様な音楽ファンが訪れることを、このバンドは可能にすることだろう。(沖野修也/SANKEI EXPRESS)