国会前で行われた安保法案反対のデモ=2015年9月17日午後、東京都千代田区(長尾みなみ撮影)【拡大】
岡田克也代表は今年6月、安倍晋三首相との党首討論で「集団的自衛権はいらない」と断言した。だが、14日の参院特別委で、岡田氏がかつて集団的自衛権の行使を認めるべきだとの考えだったことが指摘された。それは2003年5月の読売新聞紙上に掲載された発言だった。
「今の憲法は、すべての集団的自衛権の行使を認めていないとは言い切っておらず、集団的自衛権の中身を具体的に考えることで十分整合性を持って説明できる」
中国や北朝鮮による軍事的脅威は、当時と比較にならないほど増大している。12年前は認めて、今は認められないというのは誰もが腑(ふ)に落ちないだろう。
野党、3つの頼み
法案反対の野党が利用し続けたのが「憲法学者」「デモ」「印象操作」の3つだった。安全保障政策が専門ではない憲法学者の「違憲論」を最後まで頼り、国会前のデモには積極的に出かけては、デモの注目度に何度も便乗。安保関連法案を「戦争法案」とレッテル貼りを繰り返し、“悪法”と決めつけた。