フィジーからトライを奪うイングランドのマイク・ブラウン(中央)=2015年9月18日、英国・首都ロンドン郊外のトゥイッケナム競技場(共同)【拡大】
ラグビーの世界一を決めるワールドカップ(W杯)イングランド大会が18日、ロンドン郊外のトゥイッケナム競技場で開幕し、1次リーグA組で3大会ぶり2度目の優勝を目指す地元イングランドはフィジー戦に35-11で白星発進した。開始早々にPGで先制、18-8で折り返し一時7点差に迫られた後半は終盤の2トライで突き放した。
地元チームの登場に、約8万人を集めた会場は試合前から興奮が充満していた。イングランドのロブショー主将は「開会式を見て感慨が湧いてきた」と気合十分に臨んだ。
W杯初出場のロブショーに象徴されるように若い力が躍動。前半に22歳のSOフォードが先制のPGを決めると、2トライなどで着実にリードを広げた。後半には23歳のファレルが途中出場。キックで7得点と追加点をたたき出した。
1991年大会、同じ会場で行われた開幕戦でニュージーランドに敗れている。強敵のオーストラリア、ウェールズと同じ「死の組」に入った今大会は白星でスタートした。