日本での巻き返しに影響
「顧客の信頼を裏切ったことを深くおわびする」。VWのウィンターコルン最高経営責任者(CEO)は22日に発表した動画声明で、排ガス不正問題について全面的に謝罪した。
日本では問題のディーゼル車を正規ルートでは販売していないとされるが、日本の自動車業界関係者は「環境意識の高い市場なのでブランド力が低下する恐れがある」と指摘する。
日本自動車輸入組合によると、VWは新車投入が滞った上期(1~6月)の国内販売が前年同期比16.5%減の2万9666台と落ち込み、メルセデス・ベンツ(3万2680台)に16年ぶりに首位を奪われた。
このため7月以降は、高級セダン「パサート」の新型車や、主力車「ゴルフ」のプラグインハイブリッド車(PHV)を相次いで発売。巻き返しを期すつもりだったが、今回の問題で出はなをくじかれた恐れもある。今後、販売戦略の見直しは避けられそうもない。