総裁再選決定後の記者会見冒頭、パネルを示しながら発言する安倍晋三(しんぞう)首相=2015年9月24日午後、東京都千代田区永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)【拡大】
自民党は24日の両院議員総会で、安倍晋三首相(党総裁)が8日告示の党総裁選で無投票再選されたことを正式に承認した。首相はこの日、党本部で記者会見し、「これからも経済最優先で『1億総活躍社会』を目指す」と強調。国内総生産(GDP)を600兆円に引き上げ、50年後も人口1億人を維持する目標を掲げた。首相は10月5日にも内閣改造・党役員人事を断行する方針。政権の骨格は維持するが、稲田朋美政調会長は主要閣僚か官房副長官への起用を検討している。
首相は記者会見で、経済政策「アベノミクス」の成功により「この3年間で日本を覆っていた暗く重い沈滞した空気は一掃できた。もはやデフレでないという状態まで来た」と指摘。今後を「アベノミクスの第2ステージ」と位置づけ、昨年度は名目490兆円だったGDPを600兆円にすることを目標に据えた。
首相はさらに「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」を、今後の政権運営で重視する「新しい三本の矢」と強調。「介護離職ゼロ」の実現を目指した介護施設の充実や、希望出生率を現在の1.4程度から1.8に引き上げる方針を示した。