五回、212安打目となる二塁打を放つ西武・秋山翔吾=2015年9月30日、大阪市西区の京セラドーム大阪(鳥越瑞絵撮影)【拡大】
西武の秋山翔吾外野手(27)が30日、京セラドーム大阪でのオリックス24回戦で八回までに5安打を放って今季214安打とし、2010年にマートン(阪神)が作ったプロ野球シーズン最多安打記録に並んだ。この日すでにオリックス時代の1994年にイチロー(マーリンズ)がマークしたパ・リーグ記録で日本選手としての最多記録ともなる210安打も超えていた。イチローは130試合での記録。秋山は142試合目だった。
21年の歳月を経て、秋山が偉大な先輩の記録を塗り替えた。
一回の二塁打に続き、二回に適時三塁打、五回の二塁打、七回の安打、八回の二塁打を放ち、記録に並んだ。秋山はシーズン安打記録について「“イチロー超え”と周りから言われるのは、イチローさんに申し訳ない気持ちがある」と打ち明けたことがある。
今や球界屈指の安打製造機に成長した27歳は、今季の最後まで記録へ挑む。(浅野英介/SANKEI EXPRESS)