環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合を終えた甘利明(あまり・あきら)TPP相=2015年10月2日、米ジョージア州アトランタ(共同)【拡大】
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の参加12カ国は2日(日本時間3日)、米アトランタで開かれている閣僚会合で交渉を3日も継続して大筋合意を目指すことを決めた。最大の障害となっている新薬データ保護期間では、米国が「実質8年」とする譲歩案を提示したが、オーストラリアなどとの隔たりは依然残っている。交渉はぎりぎりの攻防が続いている。
12カ国は2日夜、閣僚会合の3日目の全体会合を約20分間開いた。事務レベルでの協議を3日にかけて徹夜で行う方針だ。閣僚らによる交渉は3日午後(日本時間4日未明以降)も続く見通し。3日の共同記者会見で、交渉結果を明らかにする。3日午後4時(日本時間4日午前5時)に開くという情報もある。
新薬データ保護期間をめぐっては、バイオ医薬品と呼ばれる先端医薬品について米国は期間を?年とするよう主張し、5年以下を求めるオーストラリアやニュージーランド、マレーシアなどと対立してきた。
交渉筋によると、米国は保護期間を5年間とし、さらに安全性を評価するための3年間の延長を認める譲歩案を提示した。オーストラリアも実質6年なら容認する姿勢を示しているもようだが、双方の溝はなお埋まっていない。