環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合を終えた甘利明(あまり・あきら)TPP相=2015年10月2日、米ジョージア州アトランタ(共同)【拡大】
夜通しで決着図る
米メディアによると、米通商代表部(USTR)のフロマン代表とオーストラリアのロブ貿易・投資相は2日、閣僚全体会合の直前に協議した。話し合いは長時間に及んだとみられ、午後6時半開始予定だった閣僚会合は約2時間ずれ込んだ。
しかし両国の溝は協議で埋まらなかった。甘利明(あまり・あきら)TPP担当相は閣僚会合後の記者会見で「両国は苦闘している」と述べた。
また、より短いデータ保護期間を求めるチリやペルー、マレーシアなども、米国との隔たりを残しているもようだ。米国や豪州などは2日深夜から3日未明にかけても夜通しの協議を続け、決着に持ち込む考えだ。
不安と楽観が交錯
こうした中、酪農大国として乳製品の市場開放を強く求めるニュージーランドは日本や米国、カナダ、メキシコなどへの強硬姿勢を弱め、現実的な対応策を模索している。