環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合を終えた甘利明(あまり・あきら)TPP相=2015年10月2日、米ジョージア州アトランタ(共同)【拡大】
乳製品では、ニュージーランドが大幅な輸入拡大を求め、日米やカナダ、メキシコが反発してきた。甘利明(あまり・あきら)TPP担当相は2日の記者会見で、米国以外の3カ国との対立には「着地点が見えてきている」と強調した。また、自動車分野については「あと一歩のところまできている」と指摘した。日本はカナダに日本からの輸入車にかける関税を10年以内に撤廃するよう求めてきた。カナダもこれを容認する方向だ。(アトランタ 西村利也/SANKEI EXPRESS)
≪米豪、着地点探り苦悶 NZは沈黙≫
TPP交渉の閣僚会合で、米国とオーストラリアが知的財産の新薬データ保護期間をめぐり最後の着地点を探っている。しかし、両国の食い違いは完全には解消しておらず、オーストラリア側に立つ新興国も強硬姿勢を崩していない。一方、乳製品の市場開放では一部で前進もみられるが、強硬派のニュージーランドは〝沈黙〟を貫く。米国との協議は行われていないといい、交渉の不安材料となっている。