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TPP大筋合意 5年間の交渉実る 「大国の論理」VS.「新興国の意地」 (4/4ページ)

2015.10.6 08:00

最終の閣僚会合に向かう甘利明(あまり・あきら)TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)相(中央)。6日間の交渉でようやく大筋合意に達した=2015年10月5日、米ジョージア州アトランタ(共同)

最終の閣僚会合に向かう甘利明(あまり・あきら)TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)相(中央)。6日間の交渉でようやく大筋合意に達した=2015年10月5日、米ジョージア州アトランタ(共同)【拡大】

 これに不満をあらわにしたのがニュージーランドのティム・グローサー貿易相(65)だ。「交渉国はNZが小国だからといって無視できるわけではない」。乳製品の扱いをめぐる米国との協議が一向に進まないことに、グローサー氏はこう怒りをぶちまけた。

 大国間で問題を解決し、新興国を押し切ろうとする米国の交渉姿勢には日本の交渉団も危うさを感じていた。「本当に解決をさせたいなら、NZとの協議も同時並行で動かすべきだ」。会合4日目の朝。甘利氏はUSTRのマイケル・フロマン代表(53)に詰めよった。米国はようやく重い腰をあげ、NZとの協議は一気に進展した。だが、日本が懸念した通り、交渉は最後まですんなり終わらなかった。

 交渉開始から5年、日本の参加から2年。難航を極めたTPP交渉は「大国の論理」と「新興国の意地」がせめぎ合う多国間交渉の厳しい現実を改めて浮き彫りにした。(アトランタ 西村利也/SANKEI EXPRESS

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