夢だった大リーグ初登板を果たしたイチロー=2015年10月4日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア(共同)【拡大】
米大リーグは4日、各地でレギュラーシーズン最終戦が行われ、マーリンズのイチロー(41)はフィラデルフィアでのフィリーズ戦に三回から右翼守備で途中出場し、2打数無安打、2三振だった。2-6の八回からは投手の4番手として大リーグ初登板し、1回を2安打1失点。チームは2-7で敗れた。
マーリンズで今季最後のマウンドを飾ったのはイチローだった。試合終盤の劣勢。自ら監督に志願し、かねての念願がかなった。18球を投げた。空振りを奪ったのは1度だけで、二塁打2本で1点を失った。最速89マイル(約143キロ)の球速には不満そうで、「ショックでした。最低90マイル(約145キロ)はと思っていたので」。
意外な形で今季を終えたことについては、「二度とピッチャーの悪口は言わないと誓いました。メジャーのマウンドに立つなんて通常あり得ない。2回目は要らないです」と笑顔で声を上ずらせた。一方で、現役野手最年長として戦った15年目の成績については「目を疑う」と表現した。チーム最多の153試合に出場したが、打率は自己ワーストの.229。91安打に終わり、プロ野球オリックス時代から昨季まで21年続けていたシーズン100安打を逃した。