大筋合意に達した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に参加する12カ国の代表たち。この中に韓国が含まれていないことを「痛恨の戦略的失敗」などと政府を非難する韓国メディアの論調が目立っている=2015年10月1日、米ジョージア州アトランタ(ロイター)【拡大】
保守系韓国紙、東亜日報は7日の社説で「米国が中国に対抗して新しい地政学的通商秩序を樹立するというTPPの意味を見落とし、今さら参加を検討すると言っても、簡単に加入できるものではない。政府は今からでも外交通商戦略を立て直す必要がある」と、朴政権に注文を付けた。
また「TPPは、外国間経済協定だけでなく、中国の勢力拡張に対抗した米国や日本など西側諸国の外交安保同盟だ」と断言した上で、「TPPは、太平洋を囲む12カ国で出発するが、その影響力からさまざまな国際協定の標準になる可能性が高い」と展望。「強大国の間で開放と貿易で成長した韓国は、世界の潮流を見逃さず、21世紀の新しい秩序に乗る生存戦略を整えなければならない」と主張した。
「日本恐怖症」克服を
韓国主要紙、中央日報は7日の社説で、TPPについて「加盟国の年間貿易規模が1京2100兆ウォン(約10兆1800億ドル)にのぼり、国内総生産(GDP)は世界の40%を占める。超大型自由貿易協定(メガFTA)を軸とする巨大経済ブロックの誕生だ」とし、「グローバル経済の未来の主導権をめぐる米国と中国の競争が本格化した」と論じた。