イラン戦の前半、ボールを奪われる本田圭佑(けいすけ、手前)=2015年10月13日、イラン・首都テヘラン(共同)【拡大】
中東遠征を終えたサッカー日本代表はワールドカップ(W杯)アジア2次予選でシリアを3-0で下し、13日の国際親善試合ではイランと1-1で引き分けた。2試合に共通したのは、前半に押し込まれて後半に盛り返すという展開だった。課題として浮き彫りになったのは、相手の圧力を受けた際の戦い方だ。
イラン戦後、ハリルホジッチ監督は「前半はフィジカル(体の強さ)で支配された」と振り返った。シリア戦の前半も当たり負けする場面が多く、まともに敵のプレッシャーを受けてボールを失うことの繰り返しだった。パス回しなどでかいくぐる成熟度は示せず、DFの背後を突く狙いも不発。相手の運動量が落ちた後半に、ようやく攻勢の時間帯をつくり出すことができた。
本田(ACミラン)は「このプレスをいなせる形を、普段の練習や試合から身につけないと」と言う。狙いとするサッカーが「後半は40%、前半は20%くらいしか出せていない。これが70、80になれば強豪ともやり合える」と、発展途上のチームの現状を表現した。
ただ、徹底して引いて守る他のアジア勢からは得られなかった課題を認識できた。監督は「経験を積む意味では良かった。向上するには、このような試合が必要だ」と、約10日間の遠征を総括した。(共同/SANKEI EXPRESS)