映画「白い沈黙」(アトム・エゴヤン監督)。公開中(提供写真)。(C)Queen_of_the_Night_Films_Inc.【拡大】
暗く、冷たいカナダの雪景色を背景に、アトム・エゴヤン監督が愛と喪失の物語を大胆な語り口で紡いだ。帰宅途中、マシュー(ライアン・レイノルズ)が店に立ち寄ったわずかの間に、車に乗っていた9歳の娘が姿を消す。狂言では、と疑う警察に、夫を激しく非難する妻。それから8年。マシューはいまだ娘を捜し続けていた…。
乱暴に時を超え、ぶっきらぼうに場面を省略する。この話法に映像のインパクトも相まって、終始、画面にくぎ付けになった。題材の社会性と謎解きの娯楽性の融合も大胆だ。東京・日比谷のTOHOシネマズシャンテほかで公開中。(藤井克郎/SANKEI EXPRESS)