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生と死の揺らぎ 光と影に映して 映画「岸辺の旅」 黒沢清監督インタビュー (1/4ページ)

2015.9.25 10:30

夫婦2人の関係をストレートに描いたと打ち明ける黒沢清監督=2015年7月17日、東京都目黒区(寺河内美奈撮影)

夫婦2人の関係をストレートに描いたと打ち明ける黒沢清監督=2015年7月17日、東京都目黒区(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「岸辺の旅」(黒沢清監督)。10月1日公開(提供写真)。(C)2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME_DES_CINEMAS

 不思議といえば実に不思議な映画だ。黒沢清監督(60)最新作「岸辺の旅」は、死んで帰ってきた夫との旅を通じて夫婦の絆を確かめるという物語。光と影のコントラストが生と死の揺らぎを演出する。「ぜひ、映画館の暗い中で、光と影のあんばいを経験していただけたら」と黒沢監督はアピールする。

 照明でやるのは大変

 「岸辺の旅」は、湯本香樹実(かずみ、55)の同名小説が原作。妻の瑞希(深津絵里)の元にある日突然、3年前から失踪していた夫の優介(浅野忠信)が帰ってきた。「俺、死んだよ」という優介に誘われて、優介が3年の間に世話になった人々を訪ねる旅に出る。

 「死んだ人が戻ってくるという設定の場合、ほとんどはやり残したこととか思い出とか、過去をたどるものだと思う。でも、この原作が画期的なのは、妻にとって全く未知のものが次々と展開していって、あの頃は良かったとならない。大胆といえば大胆ですよね」と、黒沢監督は原作に引かれた理由を説明する。

夫婦の関係描きたくて

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