「やりようによっては、生と死のはざまにいる人たちを淡々と描写する日本的な作品にもなったと思う。でも、一方は死んでいて一方は生きているとはいえ、夫婦の関係がダイナミックに変化し、揺れ動き、最終的にはどんどん深まっていくという、その2人の関係こそ描きたかった。その愛し合う2人の葛藤の部分が、海外の人にも伝わったんだろうと信じています」。10月1日、東京・テアトル新宿ほかで全国公開。(文:藤井克郎/撮影:寺河内美奈/SANKEI EXPRESS)
■くろさわ・きよし 1955年7月19日、兵庫県生まれ。映画監督、脚本家、小説家。主な監督作品では、2008年「トウキョウソナタ」がカンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞、13年「Seventh Code」がローマ映画祭最優秀監督賞にそれぞれ輝いた。