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失敗重ねて、自分に自信を 映画「過ぐる日のやまねこ」 木下美咲さんインタビュー (1/4ページ)

2015.9.18 14:00

「映画ではずっと半袖に半ズボンですが不思議と蚊に刺されなかったんですよ」と振り返る木下美咲さん=2015年9月7日、東京都渋谷区(高橋天地撮影)

「映画ではずっと半袖に半ズボンですが不思議と蚊に刺されなかったんですよ」と振り返る木下美咲さん=2015年9月7日、東京都渋谷区(高橋天地撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「過ぐる日のやまねこ」(鶴岡慧子監督)の1場面。9月19日公開(マジックアワー提供)。(C)「過ぐる日のやまねこ」製作委員会

 初の長編監督作「くじらのまち」が第63回ベルリン国際映画祭で高い評価を受け、世界にその名を知られるようになった鶴岡慧子(けいこ、26)。待望の劇場デビュー作「過ぐる日のやまねこ」は、彼女の故郷、長野県上田市の山村を舞台に、大事な人を亡くした癒やしがたい喪失感とどう向き合えばいいのかを考察する青春映画だ。

 主演を務めた木下美咲(25)の役どころは、都会の生活に疲れ、着の身着のままで、ふらりと故郷に戻ってきた元ガールズバーの店員、時子だ。「タイトルにも『やまねこ』とありますが、脚本を読み進めるうちに、主人公はネコみたいな雰囲気を持つ人物との印象を強めました。比較的せりふも少なく、表情や仕草でみせる人物です。監督に相談したうえで、思い切ってネコを意識しながら演じてみることにしたんですよ」。苦労を重ねた役作りの一端を明かした。

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