日本シリーズ進出を決めナインから胴上げされるヤクルト・真中満(まなか・みつる)監督=2015年10月17日、東京都新宿区の神宮球場(春名中撮影)【拡大】
北海道・帯広大谷高から国学院大を経てドラフト1位で入団した2年目の右腕。1年目は開幕前に右肘靱帯(じんたい)を断裂し、終盤に4試合投げただけだった。飛躍を誓った2年目は開幕ローテーション入りしながら右肘の故障などで長期離脱。わずか1勝に終わり「シーズンを通して力になれていない」と自らを責めた。2年連続のけがで、あふれる才能を今季も発揮できなかった。大一番のマウンドで、その悔しさは少しだけ晴らせただろう。(SANKEI EXPRESS)