希少価値低下に警戒感
だが、上場申請書の中で、安定的な売上高と利益を確保するため、3割増産する計画を打ち出したことに、マニアらは落胆している。
スイスにある名車コレクター向けのアドバイザー会社は、米経済専門テレビ局CNBC(電子版)に対し、「他の高級スポーツカーと違い、値崩れすることがなかった中古車市場の今後の動向を注視する必要がある」と警戒感を示した。
さらに、ロイター通信は「減速が必要」との見出しを付けた解説記事で「時価総額はマルキオーネ氏が予想した120億ドルに届かず、イタリアのプラダのような高級服飾ブランドに匹敵する企業価値は得られなかった」と指摘した。
マルキオーネ氏との確執から解任されたとされる前会長のルカ・ディ・モンテゼモロ氏(68)はかつて、生産台数を7000台以下に抑制する方針を打ち出し、こう語っていた。
「フェラーリの商品価値の基本は限定感。われわれは夢を売っている」(SANKEI EXPRESS)