その記念すべきイベントで応援団を務め「ガンダムとその世界」のPRに一役買ったのが漫画家、大和田秀樹(46)だ。本家「ガンダム」をパロディー化したギャグ漫画「機動戦士ガンダムさん」(『月刊ガンダムエース』に連載中)などで知られる大和田は、「赤い彗星(すいせい)」の異名を持つシャア大佐など、ファンが愛してやまない本家の大物たちを愛らしくデフォルメしたり、人気モビルスーツの一つでプラモデルにもなった「シャア専用ズゴック」の頭部に角を付け足したりといった大胆なパロディーも朝飯前。反骨心旺盛なまさに“ニュータイプ”のクリエーターである。
特にファーストガンダム(テレビアニメ『機動戦士ガンダム』とその劇場版3部作)に魅せられたという大和田は、映画祭での大規模上映について、「感慨深いですね。そもそも昔ならガンダムの映画が映画祭のメーンイベントの一つを飾るなんて考えられませんでした。実際、僕が『「ガンダム」を創った男たち。』を描いていたとき、(取材の過程で)ガンダムというコンテンツが映画制作の過程ですごい冷遇を受けたという話をいっぱい見聞きしました。『売れなければパート2がないよ』みたいな扱いですね。それを思うと隔世の感がありますね。いい時代になりました」と満足そうだ。