四回、先制の2ランホームランを放つソフトバンク・李大浩(イ・デホ)=2015年10月25日、福岡県福岡市中央区のヤフオクドーム(吉沢良太撮影)【拡大】
レギュラーシーズンでの本塁打数(141本)は12球団トップ。長打のイメージが先行する打線だが、小技を生かした隙のない攻撃ができるのも強みだ。
それを証明するように、犠打(109個)、盗塁数(94個)ではヤクルトを上回る。現役時代は先発の柱として西武の黄金期を支えた工藤監督だが、当時指導を仰いだ広岡達朗氏譲りの“緻密さ”も采配には表れている。
「相手も『打たれていい』と思って投げてくるわけではない。しっかり準備しないと、足をすくわれる」と指揮官は自戒を込める。守りに入ることなく、「動」の采配で短期決戦を制す。(浅野英介/SANKEI EXPRESS)