十四回、サヨナラの右犠飛を放つロイヤルズのエリック・ホスマー=2015年10月27日、米ミズーリ州カンザスシティー(共同)【拡大】
米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は27日、カンザスシティーで開幕し、ロイヤルズ(ア・リーグ)がメッツ(ナ・リーグ)を相手に延長十四回、5-4でサヨナラ勝ちを収め、先勝した。
ロイヤルズは1点を追う九回に8番ゴードンが中越えの同点本塁打。十四回は失策をきっかけに無死満塁とし、4番ホスマーが犠飛となる右飛を放って試合を決めた。延長十四回はワールドシリーズ史上最長タイで、5時間9分は史上2番目の長さだった。
2年連続で出場のロイヤルズは30年ぶり2度目、15年ぶりに出場のメッツは29年ぶり3度目の頂点を目指す。
メッツは4-3の九回に守護神のファミリアがゴードンに同点本塁打を許し、逃げ切りに失敗した。ポストシーズンに入って8試合で無失点だっただけに、コリンズ監督も「みんなショックを受けた」と打ち明ける。打線も延長に入ると安打はバントによる1本だけで流れをつかめず、黒星スタートとなった。