11月2日、首都ソウルの青瓦台で安倍晋三(しんぞう)首相(左)を出迎える朴槿恵(パク・クネ)大統領=2015年、韓国(聯合=共同)【拡大】
政府高官は「日本から共同会見をやめようと提案した事実はない」と明言。韓国側からの提案であったことを示唆した。
外務省幹部は「慰安婦問題は韓国の内政問題となっている」と指摘。会見での発言が国内世論をあおることになることを警戒する韓国への日本の配慮が透けてみえる。
また、会見を行えば、慰安婦問題のほかにも、産経新聞前ソウル支局長の問題や、南シナ海での中国の人工島建設問題などで、日本の記者から質問を受ける可能性もあった。
日本政府にとっても慰安婦問題がさらにこじれれば、議長国として開く来年の日中韓首脳会談の開催が危ぶまれることになる。外交筋は「もともと成果を求める会談ではない」と述べ、“無難な”日韓首脳対話のスタートに腐心した舞台裏を思わせた。(ソウル 藤本欣也、峯匡孝/SANKEI EXPRESS)