シャルケ戦の前半、ゴールを決めるドルトムントの香川真司(中央)=2015年11月8日、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ドルトムント(共同)【拡大】
サッカーのドイツ1部リーグ、ドルトムントの香川真司(26)は8日、同じルール地方に本拠を置くシャルケとのダービーマッチでリーグ戦今季3点目となる先制点を挙げ、3-2の勝利に貢献した。試合終了の笛が鳴ると、サポーターに向け力強く右拳を突き上げ「しびれる試合ができた」と興奮を隠さなかった。
ゴールはあまり見られない形で生まれた。0-0の前半30分、右クロスにタイミングよく跳び上がった。頭でたたきつけたシュートはワンバウンドしてGKの脇を抜けた。「きれいに決まった」と自賛する一撃で、黄色に染まったスタジアムに歓喜をもたらした。
欧州挑戦1年目だった2010年9月、宿敵のシャルケを相手に2得点して一気に名前をとどろかせた。重要な一戦で挙げるゴールが持つ意味を知るだけに「ダービーで取ったのは、これが2試合目。結果が欲しかったのでよかった」と、かみしめるように言った。