「ロン・パールマンは体も大きいし、ちょっと怖いな…と少し緊張しましたが、実際は物腰の柔らかい優しい人でした」と語る、俳優のルパート・グリントさん=2015年8月15日、英国・首都ロンドン(提供写真)【拡大】
11歳のときに「ハリー・ポッター 賢者の石」のキャストオーディションを受けてハリーの親友、ロン・ウィーズリー役をつかみとり、一躍世界中に親しまれる存在となった英俳優、ルパート・グリント(27)。今回、主演を務めた新作映画「ムーン・ウォーカーズ」(アントワーヌ・バルドー=ジャケ監督)は、荒唐無稽ながら米国でまことしやかにささやかれ続けてきた都市伝説を映像化したブラックコメディーで、「アポロ11号の月面着陸は実現しておらず、世界に報じられた映像は名匠スタンリー・キューブリック監督(1928~1999年)が政府の依頼を受けて撮影したものだった」-という内容だ。
月面着陸映像の捏造依頼
「『難しく考えず楽しむこと』。これが僕にとってのキーポイントです。面白そうな作品があれば、とにかくやってみるのが僕のやり方です」。SANKEI EXPRESSのメール取材にこう強調したグリントにとって、ひたすら笑える本作は、まさにうってつけの作品だったようだ。