「ロン・パールマンは体も大きいし、ちょっと怖いな…と少し緊張しましたが、実際は物腰の柔らかい優しい人でした」と語る、俳優のルパート・グリントさん=2015年8月15日、英国・首都ロンドン(提供写真)【拡大】
さまざまなジャンルに挑戦
映画に描かれた、当時の英国の若者たちが大胆にドラッグに親しむ様子は、有名な都市伝説以上に見る者を驚かせるかもしれない。「ドラッグは、60年代、一種のファッションだったのでしょう。特にアーティストにとってはね」。役作りで60年代の雰囲気をつかむことを求められた若いグリントは、当時のカルチャーをこう推し量った。
「ハリー・ポッター」シリーズの終了後、映画、舞台、俳優、声優、歌手とさまざまなジャンルに果敢に挑むグリントだが、ロン・ウィーズリーとしてのアイデンティティーが自分の内面にも堅固に構築されてしまったことは素直に認め、そのことに戸惑うこともあると語る。「そう感じないことのほうが難しいですよ。僕は子供時代のすべてをロンにささげたわけだから。結びつきはとても強いんです。ロンと自分を完全に切り離すのは難しいけど、もちろん、新しい役をどんどん演じて先に進みたいとも考えていますよ」。11月14日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)