「ロン・パールマンは体も大きいし、ちょっと怖いな…と少し緊張しましたが、実際は物腰の柔らかい優しい人でした」と語る、俳優のルパート・グリントさん=2015年8月15日、英国・首都ロンドン(提供写真)【拡大】
《1969年、米国が国の威信をかけて取り組んだ、アポロ11号による月面着陸プロジェクトには成功の兆しすら見えていなかった。NASA(米航空宇宙局)にしびれを切らした米政府は、秘密裏に映像の魔術師キューブリック監督に接触、月面着陸が成功したかのような映像の捏造(ねつぞう)を依頼することを決定した。ところが、監督が住むロンドンに送り込まれたCIA工作員のキッドマン(ロン・パールマン)は、監督のオフィスにたまたま居合わせた、金にだらしない男ジョニー(グリント)の口車に乗り、まんまと制作費をだまし取られてしまう…》
キューブリック監督の大ファンだったグリントは本作出演の打診に飛びついた。「僕は監督の『博士の異常な愛情』『時計じかけのオレンジ』『2001年宇宙の旅』を見ていたし、とても素晴らしい作品だと感じていました。(監督が存命なら)いつかキューブリック監督と仕事をしてみたかったです」
この都市伝説についても、以前から知ってはいたそうだ。「出演の打診があったので、自分でも改めて詳しく調べてみると、月面着陸の映像は捏造されたもの-という話にも、それなりの信憑(しんぴょう)性はあるとは思いました」。とはいうものの、グリント個人としては、アポロ11号の月面着陸は実際に成功したと信じている、との考えを示した。