前半、広島・ミキッチと競り合うG大阪・宇佐美貴史(中)=2015年12月2日、大阪府吹田市の万博記念競技場(永田直也撮影)【拡大】
サッカーJ1の年間王者を決める明治安田チャンピオンシップは2日、ホームアンドアウェー方式による決勝第1戦が大阪府吹田市の万博記念競技場で行われ、年間勝ち点1位でシードされた広島が3-2で、3位で準決勝から勝ち上がったG大阪に逆転勝ちした。
広島は1-2で迎えた後半ロスタイムにDF佐々木翔、MF柏好文が連続ゴールを挙げ、2年ぶりのリーグ制覇へ前進した。
第2戦は5日に広島市のエディオンスタジアム広島で実施される。
広島はレギュラーシーズン34試合でリーグ最多の73得点と無類の攻撃力を誇った。原動力となったのが、2人のストライカーを効果的に組み合わせた起用法だ。先発でワントップを務める33歳の佐藤寿人(ひさと)と、後半から交代出場する21歳の浅野拓磨(たくま)。佐藤が全34試合に先発出場して12ゴールを挙げ、浅野は途中出場30試合で8得点。エースと成長株の共存が、第2ステージ優勝と年間1位の栄冠につながった。