習近平国家主席(党総書記)が浙江省トップの党委書記などを務めた2003~07年に地元紙、浙江日報に寄稿したコラムから232本を選んだ書籍「之江新語」と、中国が初めてホスト国となる来年の20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地を浙江省杭州に決めたことなどを伝える中国紙=2015年12月1日(河崎真澄撮影)【拡大】
【国際情勢情勢分析】
2007年8月に浙江人民出版社から刊行された「之江(しこう)新語」という書籍が中国でロングセラーになっている。今年8月までに7刷。すでに180万部が売れたという。著者は習近平氏(62)。中国共産党総書記、中国国家主席であるその人が50代前半に、浙江省トップの党委書記などを務めた03~07年に地元紙、浙江日報に寄稿したコラムから232本を選んだ1冊だ。
政権の中核「之江新軍」
「腐敗が多発する分野で予防策を強化せよ」「人の上に立てば立つほど自ら清廉に律せねばならない」など、現在の腐敗摘発キャンペーンの片鱗(へんりん)を示すようなコラムのタイトルが多く並ぶ。習氏の基本的な発想が詰まっていると考える関係者も少なくない。
地元紙のコラム名でもあった「之江新語」の「之江」は浙江省を流れる銭塘江(せんとうこう)の別名で、浙江省そのものをイメージして名付けたのだろう。